日本の夏、ジブリの夏、そして最近は細田守の夏

日本の夏の風物詩といえば長い間スタジオジブリでした。

それはスタジオジブリの新作が夏にロードショーされる、だからその前の雰囲気作りやプロモーションなどの結果としてジブリ映画がTVで流れるという流れから始まり、それからはジブリの新作がない年でも日本の夏の風物詩になっていました。

しかし最近はスタジオジブリの制作ルーティンが長くなったり、すでに現在ではスタジオジブリの新作の予定がなったりなどの理由があり、スタジオジブリ作品から別の作品に移行しつつあります。

そうです、細田守作品ですね

©StudioDomo

Mamoru Hosoda ©StudioDomo

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  • サマーウォーズ
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そして最新作「バケモノの子」。細田守監督が作り出す作品はスタジオジブリと同様の視聴者層に響いています。最近は興行収入の高いアニメ映画が沢山出てきており、劇場を主な活躍の場とするアニメ監督も増えていますが、やはりスタジオジブリの規模で集客できるのは細田守作品以外にはないでしょう。

なぜなのか?ビジネスの戦略的な話にはいろんな力がうごめいていますので、なんとも言いがたいところですが僕は細田守作品が売れる理由はこれだと思います。

面白いから

アニメとして面白いからです。面白いから劇場に見に行くわけです。劇場に足を運びお金を前払いするというリスクを犯してもなお確証をもって劇場を訪れているわけですね。理由をシンプルに考えると以下になるかなと思います。

分かりやすい

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(C) Summer Wars Film Partners

分かりやすく面白いから見に行くわけです。分かりやすい映像を作れている理由は「アニメは記号」という事を意識しているからだと思います。たとえば興奮して鼻血が出る、これも記号です。実際は鼻血は出ませんがその記号的な表現を用いることでキャラクターの感情表現がシンプルに視聴者に伝わります。わかりやすい!

キャラクターがもつ情報量もシンプルです。貞本義行さんの洗練された影なしのキャラクターデザイン。このデザインは映像においてとてもわかり易く動いてくれます。

最後はちゃんと回収する

夏に見るので「もやっ」としたまま劇場を出たくないんですよね。「もやっ」っとするのは夏の外気だけでいいはずです。その辺りもすっきりと気持ちよく物語をたたんでくれることも万人に好まれる理由になると思います。


細田守監督の個別ページにも、彼の演出や制作方法を少し書いてますので見てみてください。

・個別ページ 細田守

制作方法をみても現場に強い負荷がないように作り上げる事を念頭に置かれているような気がします。そのような視点で「バケモノの子」を見てみるのもいいかもしれないですね。

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